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音泰夢

好きな音楽だったりなんだったりについてつらつらと語るだけのモノ。

革命家大森元貴のMrs. GREEN APPLE

 

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今や押しも押されもせぬバンドへと成ったMrs. GREEN APPLE。もう人気すぎて、「ボーカルの歌ってる時の顔がウザいから聴かない」なんて曲とか全く関係のないところでアンチが出現するレベルのバンド。僕は彼の顔芸、面白いから好きです。

本日、彼らが11月にリリースする新曲、「In the Morning」のMV(short version)が公開されたので、今回は彼らに触れてみようと思う。もはや説明不要の域だけど!

 

 

 

 

Mrs. GREEN APPLE、自身初の全国流通盤となった『Progressive』収録曲。CDショップの売り文句は決まって、「18歳の天才ギターボーカル率いる若手バンド」。

初の全国流通盤ともあって各店舗のスタッフの方はメーカーから送られてきたその売り文句を何の迷いもなく使ったのだろうけど、正しい。だって、大森元貴さん天才だもの。

 

 

売れるべくして売れた

 

天才、と言ったけれどこのアルバムを聴いた感想はなんとも「普遍的なバンド」。一曲一曲のインパクトは強く、サビのメロディも洗礼されていて思わず口ずさんでしまうし、リフも耳に残るのだけど、どうにも色がなかった。一曲一曲はしっかりしているのに、アルバムを通して聴くと後に「いい作品だったな」と残るものはなくて物寂しい雰囲気。なのに、

 

 

あ、売れた。

2ndミニアルバム『Progressive』と同年にリリースされたメジャーデビュー作、『Variety』に収録されている楽曲。さすがにメジャーデビュー作とあって曲もMVも大衆向けになっていて、楽しい。そして、メジャーデビュー作の代表曲だからと言うこともなく、この作品の収録曲全てがきっちりアレンジされ、きれいに色がついている。大人の力ももちろんあるだろうけど、ボーカル大森元貴のセンスが光る。そして、

 

 

誰が彼らを止められようか。

メジャー初のフルアルバム、『TWELVE』の収録曲。一曲目に収録されている「愛情と矛先」から、「庶幾の唄」までバラエティに富み過ぎている。テーマパークか。大森元貴ランドか、なんだこの若者。

 

 

バンド音楽入門用バンド

 

「普遍的なバンド」だった彼らの音楽はシーンをメジャーに移し、一気に変貌を遂げた。鳴っている音楽はもはやJPOPに近く、かなり完成されている。でも立ち位置はあくまでバンド。

サザンオールスターズMr.ChildrenSEKAI NO OWARI等、JPOPの頂点に立つバンドはいるけれど彼らはもう世間的にはJPOPグループであり、そう考えるとMrs. GREEN APPLEはバンドとしてJPOPを鳴らす集団だ。故に、バンド音楽に馴染みのない人に「バンドってこんなんだよー」と勧めやすい。先日書いたナンバガなんて、「邦楽ロックの基礎を作った!」とか言ったもののバンド音楽に馴染みのない人に聴かせるわけにはいかない。ただの拷問になる。

 

革命家大森元貴

 

ミセスが売れたのは間違いなくギターボーカルの大森元貴のセンスと、セルフプロデュース力である。彼は彼自身のことをよく知っていると思う。

冒頭でも書いた「顔芸」然り、彼は自身のルックスやスタイル、歌声、バンドとしての立ち位置、全てを加味して「大森元貴」というキャラクターを自身で構成している。

先日、彼らのライブを久しぶりに見る機会があったのですが、MVの顔芸はもちろん、ライブ中のパフォーマンスもそれはそれは見事。ホントに二十歳かよ。堂々としすぎだろ。場数が違いすぎる。

 

そんじょそこらの二十歳よりも達観しているし音楽に対する引き出しが多い。歌詞一つを見ても、

 

逃げたって変わらないし

悩んだって終わらないよ

貴方のその心は

そろそろ泣き止むべきだ

報われないことなんて

死ぬほど沢山在るよ

それに挫けないで

優しさを分かれる人になってね

日々と君

 

なんだこれ中島みゆきか。ホントに当時18歳か。達観しすぎだろ。しかしまぁ、場数の違いが彼にこう歌われるのでしょう。説得力のある歌声も、歌詞に協調性を与えます。すごい男だ。

バンドがJPOPを鳴らす。何度も繰り返されてきたムーブメントだけれど、昨今JPOPとバンド音楽が対立している中で、大森元貴は革命を起こそうとしている。

これから彼らはもっともっと大きくなる。振り落とされないようにしっかりとしがみついていきたいし、革命家大森元貴のセンスにこれからも期待したい。

 

 

 

 

そして最後に本日公開された新曲のMVを。

 

 

良質。